楽譜が読めないから、ド・レ・ミ・・の仮名をふって練習する??

現職で保育士をしているという方と、お話しする機会がありました。
きいてみると、「大学に入る1ヶ月くらい前に、初めてピアノというものを習って、そんなだから多分ギリギリで合格して、一応保育士になれたのだろうけど、自分はピアノは下手だ。」ということでした。
もう少し話しているうちに、なんとその方は、「保育園で、どうしてもピアノを弾かなければならない時は、楽譜に全部、ド・レ・ミ・・・の仮名をふって、それを見て、覚えて弾いている。音符の長さ(四分音符とか二分音符の長さの関係)も全然知らない。歌を知っていれば、その通りに、覚えて、鍵盤だけを見て弾いている。知らない歌の時は、お手上げで、どうしようもない。」と言われました。
楽譜に、ド・レ・ミ・・と読み仮名をふってしまうと、一見したところ楽譜は読まなくていいし、簡単そうに思えるかもしれません。
でも、仮名をふってあると、絶対に仮名しか見ない。音符は見ないのです。
だから、いつまでたっても、楽譜が読めるようにはなりません。
これは、外国語の歌を勉強する時も同じです。
どうしても、読みにくい箇所にはヒント程度に、書き込みをしても良いとは思いますが、全体に読み方を書いてしまうと、その部分しか見ないので、いつまでたっても、読めるようにはなりません
最初の、ほんのしばらくの間の辛抱で、一生、自分で読めるようになるか、そうでないかの分かれ道です。
是非、頑張って、自分の力で読めるようにしていただきたいものです。

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