装飾音符の魔力・誘惑

ピアノを少し弾けるようになった頃、装飾音符はとても魅力的に思えるようです。
私も、ピアノを習い始めたのは小学3年と、いささか遅かったのですが、バイエルをやっていて、70番台にきた時、なんてきれいな曲ばっかり、と、とても嬉しくなりました。
そして、80番。
装飾音と、手の交差。
右手が左手の上を通り越して、低音と高音を行ったりきたり、自分が急に、”すご〜く”上手になったような気がしたものでした。
そして、そういう気持ちは現代っ子にも通じるようです。
小学生のK君と、次の曲を決めるとき、2曲を候補に挙げて、私が弾くのを聴いてもらってから、「どちらをやりたい?」と聴いたのです。
なるべく楽をしようと(笑)、いつもなら、簡単そうに思える曲を選ぶのですが、今回は違いました。
明らかに難しそうで、長い曲なのに、途中で装飾音の出てくる、いわゆるカッコイイ曲の方を選びました。
私が内心、ほくそえんだのは言うまでもありません。
こういうときがチャンスです。



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