本当は歌が好きだったのに、時代が・・・
今日、高齢者さんの施設に行ってきました。
歌の時間が終わってから、入所者のひとり、Kさんがしみじみ言われました。
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私は、子どもの頃から、歌が大好きだったし、自分で言うのもなんだけど、歌が上手だった。
小学生のある日、学校の先生に引率してもらって、放送局に歌いに行くことになっていた。
だけど、ちょうど支那事変が勃発して、危険だということで、その話は無くなってしまった。
そういう時代だから、大声で歌をうたうなんて考えられなかったし、もし歌おうものなら、厳しい家庭でもあったので、お母さんから厳しく怒られた。
どうしても歌いたい時は、隠れて小さな声で歌うしかなかった。
もし、時代が違っていたら、自分の人生は違っていたかもしれない。
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こういうお話でした。
今は、誰をはばかることもなく、大きな声を出して、どんな歌でも、思い切り歌えます。
なんだかんだ言っても、やっぱり良い時代です。
こんな時代に生まれて、幸せだなあと思います。
