作曲家の別宮貞雄さん、亡くなって・・・「さくら横ちょう」に思う

さくら横ちょう~日本抒情歌集

さくら横ちょう~日本抒情歌集

今日、作曲家の別宮貞雄さんが亡くなったそうです。
このところ寒さも厳しかったので、ご高齢の身にはこたえたのでしょうか。
別宮さんとは面識も何もないのですが、大学時代に、1年生は日本歌曲を歌わないといけない、ということがあって、その時、別宮さんの「さくら横ちょう」を歌ったのを思い出しました。
「さくら横ちょう」といえば、同じ加藤周一の詩に、中田喜直さんも曲をつけていらっしゃいます。
知名度からいえば、中田さんの曲の方がはるかに有名です。
年末の発表会で、たまたま中田さんの「さくら横ちょう」を歌いました。
どちらも、歌うのはとても難しいです。
中田さんの方がメロディーは美しく、覚えやすいかもしれません。
さくらの花びらが、空中をふわふわ、ひらひらと舞うような感じが、音で表現されていると思います。
どちらも、私にとって、心に残る曲です。

春の宵 桜が咲くと
花ばかり さくら横ちょう
思い出す 恋の昨日
君は もうここにいないと
ああいつも 花の女王 
ほほえんだ夢のふるさと
春の宵 桜が咲くと
花ばかり さくら横ちょう
会い見るのときは なかろう
「その後どう」「しばらくねえ」と
言ったってはじまらないと 
心得て 花でも見よう
春の宵 桜がさくと 
花ばかり さくら横ちょう


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