母校の≪校歌≫に対する思い入れ

今日は散歩のコースに、私の母校の前を通りました。
この学校は、私もですが、子どもたちも3人とも、ここに通い、卒業いたしました。
どの学校にも≪校歌≫はあります。
3人の子どもたちの入学式や、卒業式の時には、保護者席から、大きな声で校歌を歌わせていただきました。
3人とも巣立っていった今となっては、もう母校の校歌を歌うという機会も無いかもしれません。
もう1年以上前のことです。
ふとしたきっかけでお知り合いになった、80歳位のおじいさんが、うちを訪ねていらっしゃいました。
その時のお話では、おじいさんは、旧満州の中学校を卒業されたそうですが、卒業生の皆さんの連帯感がとても強いようで、毎年集まっていらっしゃるということでした。
集まりには、皆さん色々と趣向を凝らしていらっしゃるそうで、そのおじいさんは、私に「校歌を伴奏をつけて、弾き歌いをして欲しい。それをビデオに撮って、皆さんに披露したい。」とおっしゃいました。
校歌のメロディー譜はありましたが、それになんとか伴奏をつけて、昔の歌詞だから意味もよく分からない所があったりして、かなり苦労してビデオに撮ったのを思い出します。
それから、しばらくして、またそのおじいさんがいらっしゃいました。
骨董屋さんで見つけたという、手回しオルゴールに、校歌を演奏させたいので、ロールペーパーに、音の出るべき箇所に印をつけて欲しいといわれたのです。
そんなことは初めてでしたが、要領が分かってみれば、大したことではなく、その場で鉛筆で印をつけてあげたら、翌日には早速そこに穴を開けて、音が出るようになったのを持って、見せに(聞かせに?)いらっしゃいました。
その後、あのおじいさんは、どうしていらっしゃるだろうか、お元気だろうかと、時々思い出します。


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