手書きのバッハ・インヴェンション楽譜

思い出しました。
ずっと昔、大学1年生の時のことです。
楽式論とかいう授業でのことでした。
先生(今では作曲家として有名になっていらっしゃいますが)が、「今ではコピーが当たり前になって、写譜(読んで字の通り、楽譜を手書きで写すことです)するなんてことは、まず無いだろうから、夏休みの宿題に、バッハのインヴェンションの1番を写譜して来るように」と言われました。
それで、結構大変な思いをしながら、書き写したのを思い出しました。
そういえば、今ではもう90歳を越えていらっしゃる、声楽の先生も「自分が学生の頃は、先生のお宅に五線紙と鉛筆を持参で、先生がイタリアから持ち帰られた楽譜を写譜しに通ったものだった、という話をよく聞かされたものでした。
便利な世の中になったものです。
でも楽譜のコピーの切れっぱしなんかが無造作に捨てられているのをみかけると、心が痛みます。


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