精神科医療と音楽療法

 「精神科医療と音楽療法」という講演会にいきました。
 音楽には、中にたまっているものを「発散」させる力があること、美的感覚を満たす、自己愛を満たす、運動を誘発させる、調性やテンポ・拍子など規制されることもあるので、相手に合わせるという社会性がでてくる、などという話でした。
 大声でどなるように歌っていた人が、協調性が出てきて、ほかの人たちと一緒に合わせて歌えるようになり、他の作業にも参加できるようになった、という経験を語られましたが、個人的には、どうやったら、そのどなるような人がそう変ることができたのか、もう少し具体的に聞きたかった。
 以前にもお話を聞いたことのある講師の方だったので、質問しようと待っていたけれど、先にいらっしゃった人とずっとしゃべっていて、いつまでも話が終わりそうになかったし、こちらも無制限に待てる状況になかったので、後ろ髪引かれながら、会場を後にしました。

 私が音楽で、精神科とかかわるようになるきっかけとなった、精神科の先生は、「とにかく楽しいと思えるような時間を作ってくれればそれでいい」と言われました。その時は、それ聞いて、肩の力がスッと抜けたし、今思うと、それが一番大事なことではないかと思うのですが・・・。


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