音楽はタイムマシン

保育園での実習を数日後に控えた、Aちゃんが、今日もレッスンにきました。
実習で使う予定の歌の、弾き語りの練習です。
その1曲が「お帰りの歌」でした。
「・・・〜折り紙、つみきも片付けて、お帰りお支度できました、皆さんさよなら、またまた明日〜・・・」
この歌を聞いたとき、とても驚きました。
なぜかというと、これは、数十年前、幼稚園時代に、私も毎日うたっていた歌だったのです。
そして、この歌を耳にしたとたん、当時の幼稚園の教室、友だちの名前、先生の顔・・・瞬時に頭の中を駆け巡りました。
そういえば、同じAちゃんが、いつだったか「ともだちになるために」という歌を練習していたときのことです。
この歌は、今はもう成人した長男が、幼稚園時代に、参観日にみんなと歌ってくれた歌です。
「・・・〜友だちになるために、僕たちは生まれてきたんだ〜・・・」こんな内容の歌でした。
このとき、初めてきいて、まだ幼い息子たちが、一生懸命に、こんなに良い歌を、覚えて歌っている姿に、涙があふれるのを止めることができませんでした。
先日、Aちゃんが、この歌を、弾き歌いしているのを聞いたときも、息子の幼稚園時代のことが、走馬灯のように頭を巡りました。
音楽には、このように、不思議な力があります。
高齢者の方たちと一緒に歌っているときも、多分同じような効果があるのだろうと思います。



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