「移動ド唱法」と「固定ド歌法」

今日から声楽のレッスンに、年配の方がいらっしゃるようになりました。
発声練習の後、コンコーネを使うことにしたのですが、その方がおっしゃるには、譜読みするのに、「固定ド」より「移動ド」の方がやりやすいとのこと。
「固定ド唱法」とは、何調であろうと、ドの位置は変わらないで、シャープやフラットのついた音を、それぞれ半音高く、または低くして読む、というもの。
それに対して「移動ド唱法」はその調によって、例えばト長調ならト、ヘ長調ならヘの音を、それぞれ「ド」として読む、というものです。
それぞれに長所短所があるのですが、普通、楽器を演奏する場合は、「固定ド」で読んでいることが多いです。
もちろん私もそうなのですが、先述のように「移動ド」がいいと言われれば、一応教える立場にある者としては、受けて立つしかありません。
頑張って、伴奏しながら、一緒に歌ったのですが、その方は声が低いので、低声用の楽譜なので、普段私の慣れているのとは違います。
いつもと違う調で、弾きながら、しかも慣れていない移動ドで読みながら歌う、というなは、かなり大変なものでした。
今日のは、コンコーネ1番だから、もともとはハ長調だから、まだ簡単ですが、これが例えば2番では、元がト長調のを、ホ長調に移調してある楽譜を見てピアノを弾きながら、「ドーレ、レーミ〜」と歌う・・・考えただけでも大変です。
修行です。
今のうちから練習しておかねば!!


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