速いテンポで弾きたくて・・・でも我慢してね
今日のピアノのノレッスンに来た、保育士の卵のAちゃんです。
大学で、童謡の弾き歌いとか、伴奏法とかの授業があるそうです。
もうすぐ、試験です。
彼女の頭には、「この歌は、明るい元気な歌だから、もっと速く弾きたい」とか、「ここは、あんな風に弾きたい」「明日には完成させて、録音したい」とかのイメージが先にあるので、譜読みもきちんとできていないのに、気持ちがあせってしまって、なかなか思うように弾けません。
横から、「もっとゆっくり弾いて！」と叫び続けて、レッスンの終わる頃、やっと落ち着いて弾けるようになりました。
ゆっくりで弾けないのに、速く弾ける、なんていうことは絶対にありません。
実は、私も、中学生の時に、ピアノの先生を代わって、最初の頃は、新しい先生に毎回のように、こう言われ続けていました。
その当時は、よく意味も分からず、内心、上手に弾ける友人をとても羨ましく思ったものでした。
でも、ゆっくり丁寧に、楽譜を見て、指の形にもよ〜く気をつけながら練習するということを学んで、その結果、今の私がいるのです。
