音感の良し悪し

こういう仕事をしていると、人にはそれぞれに、どうしても生まれ持った才能、(ここでは音感)というものがあるのだなあと思います。
ピアノを弾くということ一つとっても、割と簡単に、というか、何も教えられてもいないのに鍵盤をちょっと触っているうちに、(もちろん指使いとか、そういうことはメチャクチャですが)いつの間にか、自分の知っている歌のメロディーを弾けてしまう子供もいれば、楽譜も一通り読めるけれど、一音ずつ楽譜を見てでないと、簡単な歌のメロディーも全然弾けない、という人まで色々です。
うちにピアノを習いに来ている人たちの中にも、当然、色々な人がいらっしゃいます。ですが、音感もあまりなさそうで、一見不器用、なかなか両手で弾くところまでいかないような子供さんでも、練習の積み重ねで、必ず、ある程度までは弾けるようになります。
だから、レッスンでなかなか「○」がもらえないとか、他の子供さんに比べて使っている本も進まない、などとあせらないでください。
回りがそれで、練習を強制したりプレッシャーをかけすぎたりすると、本人のやる気が失せてしまいます。
どうか、長い目で、暖かく見守ってあげてください。
実は、この私も、小学生時代、全然練習しない時期がありました。
でもその時、親は何も言わず、レッスンに通わせてくれました。今思えば感謝、感謝です。


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