楽譜をよく見て、弾きましょう
生徒さんを見ていると、ピアノを弾くとき、手元にばかり目が行って、楽譜を全然見ていないことがあります。
今朝レッスンにきたAちゃんもそのひとり。譜読みの段階から、鍵盤の位置で、つまり目で覚えて弾こうとして、全然楽譜を見ようとしません。
そのせいで、家でひとりで練習するというのが、とても難しい。レッスンで譜読みに付き合って、少し弾けるようになって帰っても、家で練習して来ないのでは、次に来たときはまた、元の木阿弥。
発表会もあるし、それまでに何とか曲を形にしなければと、気持ちはあせっているし、そうは言っても、譜読みがなかなか先に進まないしで、まだまだ道は険しいでようです。
「急がば回れ」という諺にもあるように、遠回りに思えるかもしれませんが、毎回楽譜をきちんと見て練習することが、とても重要です。
そうしているうちに、今まで見落としていたことに気づいたり、作曲者の意図なども、見えてきて、毎回新しい発見もありますよ。