病院での音楽療法

週に1度、病院で音楽療法(私のは実はそんな大それた言葉で言うような物ではなく、患者さんたちと一緒に歌ったり、途中で私の演奏を聴いていただいたり、楽しく時間を過ごす、そんなものですが)に行かせていただいています。
最初、お話があったときは、きちんと音楽療法の勉強をしたわけでもないし、話をお受けするかどうか、躊躇したのですが、そこのお医者さんが「はっきり言って、歌をうたったからといって病気が治るとは思っていません。ただその時間を楽しく過ごせれば、それでいいと思っています。患者さんたちは、いつも周りの医者、看護士その他の人たちから「病人」という目で見られているので、逆に全然違う立場の人が入って、関係ない話をしてくれる、それが大事だと思う」そんなことを言われました。
それを聞いて、それなら私にもできるかもしれないと思ったのでした。
実際に行くようになって、こちらが患者さんっちを元気にしてあげよう、などというのは大きな間違いで、実はこちらが皆さんから、元気をいただいて帰っている、ということがわかりました。
セッションの最初に、患者さんたちがそろうまで、何か短い曲をピアノで弾いて、時間のちょうど真ん中ぐらいで、お休みタイムといって、私の演奏(こちらは弾き語りを2曲)聴いていただくようにしているのですが、これがまた、レパートリーを増やす意味でも、大変だけれど、とても自分のためにになります。
急にミニコンサートなどのお話があっても、どうかすると1週間くらい前に言われて、1時間弱のプログラムで演奏したこともあります。


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