発声練習・Mちゃんの場合は

声楽のレッスンでは、まず最初に発声練習をするのですが、Mちゃんの場合です。
Mちゃんは、まだ小学生です。
歌が大好き、ということで、数ヶ月前からレッスンに来るようになりました。
そのMちゃんですが、大きく口を開けて、「ア〜、ア〜」とやっているうちに、毎回、途中であくびが出るのです。
はじめの頃は、退屈で眠くなったのかなあ・・・とか、昨晩遅くまで起きていて、寝不足なのかなあ・・・とか、色々心配したのですが、原因が分かりました。
良い声を出すには、まっすぐ立って、とか、横隔膜を使った、腹式呼吸とか、色々ありますが、まず口の開け方はとても大事です。
響きを良くするために、なるべく口を上の方に開ける、そのイメージが、ちょうどあくびをする時のような感じで・・と言っていたのです。
それで、言われたことを忠実に守ろうとしているうちに、本当にあくびが出てしまったというわけです。
そういえば、Mちゃんの他にも、途中であくびの出る方がいます。
今までは、自分の教え方が悪いのか、とか、レッスン中にあくびをするなんて、何て失礼な・・・なんて思ったこともありました。
でも、原因が分かってみると、「なあんだ!」ということでした。
「ア〜」を続けてやっていると特にそうなるので、最近は結構頻繁に母音を変えて、「ア〜、エ〜、オ〜」とかやっています。
確かにそうすると、あくびの出方も少ないようです。


コンコーネ50番(中声用)

コンコーネ50番(中声用)

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